遺産相続用語集

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か行
か

【改ざん】〜カイザン〜

遺言書の内容を遺言者以外が手を加えることです。

【改製原戸籍】〜カイセイハラコセキ〜

今は法改正により戸籍の制度が変わりました、改製原戸籍とは法改正より以前の戸籍のことです。

【改葬】〜カイソウ〜

故郷が遠い場合に、現在の自分の住居の近くへお墓を移動・引越しすることをいいます。

【隔絶地遺言】〜カクゼツチユイゴン〜

伝染病のため行政処分によって交通を断たれた場所にいる場合の遺言作成方法。そのもの者が遺言書を作る場合、警察官一人と証人一人以上の立会いが必要です。

【確定日付】〜カクテイヒヅケ〜

例えば私人が文書を作成する際、簡単に作成日付を偽装できます。契約書等であっても、両者が口実を合わせれば作成日をづらすことも容易なことです。 そのような事を防ぐために法律では、一定の手続を踏んだ場合に作成した日付について完全な証拠力を認める制度が設けられていて、当制度を利用すると作成日付について争いが起きた場合その証明が容易になります。

【家庭裁判所】〜カテイサイバンショ〜

家事事件を扱う裁判所のことで、軽微な犯罪や交通違反などを担当している裁判所です。

【換価分割】〜カンカブンカツ〜

遺産を売却し、その代金を分配する遺産の分割方法です。

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き

【危急時遺言】〜キキュウジユイゴン〜

疾病などで死亡の危急が迫っているため署名などできない者の遺言作成方法。遺言書を作成しようとするとき、その趣旨を口頭で伝え証人が書きとめる方式。三人以上の承認の立会いが必要です。

【帰属】〜キゾク〜

財産・権利・土地などが特定の人のものになることです。

【基礎控除】〜キソコウジョ〜

相続税を算出する際に、一定の金額を超えるまでは納税をしないでも良いことになっております。その一定の金額を基礎控除と呼びます。

【寄附行為】〜キフコウイ〜

無償で金銭などを贈与することです。

【行政書士】〜ギョウセイショシ〜

昭和26年に誕生してから、60年以上の歴史がある書類作成のスペシャリストです。
行政が複雑化したことにより、行政書士機関に提出する書類が非常に複雑になり、また多様化したためです。
このままでは一部の人たちしか書類を提出できなくなってしまうのです。
そこで提出書類を専門的に作成する者の存在が問われました。それが行政書士です。

【共同相続人】〜キョウドウソウゾクニン〜

相続人は一人の場合を除いて、複数人いることになりますので、その複数人の方すべてが共同相続人になります。

【寄与分】〜キヨブン〜

推定相続人だけにみとめられた制度であり、生前の被相続人に対し、特別な貢献をした場合、対価を考慮して遺産分割の際に具体的な金額を算出します。

【銀行印】〜ギンコウイン〜

預貯金の出し入れや小切手などにご使用します。 実印や認め印を銀行印に併用している場合が有りますが、しかし銀行印は実印や 認め印とは区別して金融関係専用の印鑑をご用意するのが望ましいでしょう。

【禁治産者】〜キンジサンシャ〜

現在で言う成年被後見人とほぼ同意義です。

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く

【口授】〜クジュ〜

公証人に対して遺言者が遺言の内容を伝えることです。

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け

【限定承認】〜ゲンテイショウニン〜

相続によって得た財産の限度においてのみ 被相続人の債務及び遺贈を弁済すべきことを留保して相続を承認することです。 家庭裁判所への申し立てが必要です。相続放棄と、単純承認とは違い【相続によって得た財産の限度でマイナス財産を支払う】という手続きです。財産より借金や負債が多い場合に選択します。

【検認】〜ケンニン〜

故人が亡くなった後に遺言書を発見した場合は、家庭裁判所へ持っていき開封してもらわなければいけません。その手続きのことを検認といいます。

【現物分割】〜ゲンブツブンカツ〜

個々の財産をそれぞれの相続人に分配していく遺産の分割方法です。

【原本還付の手続】〜ゲンポンカンプノテツヅキ〜

法務局で所有権移転登記を申請する場合、相続関係説明図等、相続の形が分かる書類を提出した場合に戸籍謄本、除籍謄本を登記の調査が終了した後に返却してもらえます。遺産分割協議書の原本還付を希望するのであれば、別にその謄本を提出する必要があります。

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こ

【後見監督人】〜コウケンカントクニン〜

成年後見人の監督者です。

【後見人】〜コウケンニン〜

成年被後見人の監督者です。

【公証人】〜コウショウニン〜

国の法務大臣により任命された公正証書遺言を作成してくれる、公証人役場の方です。

【公証人役場】〜コウショウニンヤクバ〜

公正証書を作成する場になります。

【公正証書遺言】〜コウセイショウショユイゴン〜

普通遺言方式の3つの内の1つで、公証人により作成される遺言です。公証人が遺言者の遺言の内容を聴取して『公正証書』という形で遺言書を作成します。それが『公文書』として扱われるので、内容が無効とされる可能性はとても低くなります。

【高等裁判所】〜コウトウサイバンショ〜

下級裁判所の中で最上位にある裁判所。全国8ヵ所にあります。
そのおもな権限は、民事に関しては、地方裁判所が第一審である事件の控訴、地方裁判所が第二審である事件の上告を扱い、刑事に関しては、簡易裁判所、地方裁判所が第一審である事件の控訴を扱います。

【戸籍抄本】〜コセキショウホン〜

戸籍謄本の一部の人に関する部分を抜き出したものです。

【戸籍謄本】〜コセキトウホン〜

父母や養父母の名前、出生年月日、婚姻関係などが書かれています。しかも、国が定めた方法で公的に書かれていますので公的に書かれた内容を証明することができます。本籍地の市町村役場にて取得可能です。

【固定資産評価証明書】〜コテイシサンヒョウカショウメイショ〜

固定資産税の対象となる土地・家屋は基準に基づいて、市区町村により評価されています。この額を固定資産評価額・固定資産税評価額といいます。土地・家屋の相続登記の際に登録免許税という税金が発生しますが、その税額を計算する際に必要となります。遺産分割の時に不動産の価格を決定する参考にもなります。

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