遺産相続用語集

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は行
は

【配偶者】〜ハイグウシャ〜

正式な婚姻届のある夫婦の一方のことを指します(夫及び奥さん)

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ひ

【被相続人】〜ヒソウゾクニン〜

相続の開始となった張本人のことです。故人と称される場合もあります。

【非嫡出子】〜ヒチャクシュツシ〜

正式な夫婦ではない結婚外の子供。胎児も死んで生まれてこない限り相続権があります。

【被保佐人】〜ヒホサニン〜

「精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分な者」で、家庭裁判所による保佐開始の審判を受けた者をいいます。尚、成年被後見人ほどではないですが、事理を弁識する能力が非常に不十分であるということです。

【被補助人】〜ヒホジョニン〜

「精神上の障害により事理を弁識する能力が不十分なる者」で、家庭裁判所による補助開始の審判を受けた者をいいます。ただ、被保佐人よりも事理弁識能力がある場合です。

【秘密証書遺言】〜ヒミツショウショユイゴン〜

普通遺言方式の3つの内の1つで、内容は誰にも知られず存在を公的に証明でき、紛失や偽造の心配がありませんが、自筆証書遺言と比べると、公証人と証人二人に存在だけは知られてしまうことと、内容は誰にも見られていないので遺言内容が無効になる恐れがあります。あと、公正証書遺言と同じで、公証人費用がかかります。

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ふ

【付言事項】〜フゲンジコウ〜

遺言書の内容として法的に効力はもちませんが気持ちや感情、感謝のしるしを残したいときに書いたものです。

【不在者】〜フザイシャ〜

行方は分からないけどよく連絡がある相続人不在者がいた場合相続人はいつまでも遺産分割ができず相続手続きが進まない。そうした場合、配偶者や利害関係人が家庭裁判所へ申し立て不在者財産管理人を選任する。

【普通失踪】〜フツウシッソウ〜

不在者の生死が7年間不明な時はその期間満了の時に死亡とみなされる。

【普通方式遺言】〜フツウホウシキユイゴン〜

自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類のことをいいます。

【物納】〜ブツノウ〜

延納によっても相続税が払えない場合、特例として物で納税することです。

【不動産鑑定士】〜フドウサンカンテイシ〜

不動産鑑定士は、調査対象地域の環境や諸条件等を考慮して「不動産の有効利用」を判定し、「適正な地価」を判断します。不動産鑑定士は、不動産の価格・不動産の適正な利用についての専門家でもあります。例えば不動産を賃貸借するとき家賃を算出、決定・地代・契約更新料・名義書替料なども鑑定士の評価対象です。他には借地権、区分所有権、借家権価格などの財産価値判定の根拠としても鑑定評価書は有効です。鑑定評価としてメジャーなものに、国や都道府県・各市町村が行う「地価公示」や「都道府県地価調査」があります。相続に関しましては、相続税課税のための路線価の評価・相続発生時における資産価値の評価等を行います。

【不動産登記】〜フドウサントウキ〜

不動産登記を法務局で行うことにより、当不動産の権利を証明できます。

【分籍】〜ブンセキ〜

人は生まれると親の戸籍に入り結婚等で他の戸籍に移ります。単に親の戸籍から抜けて自分を筆頭とする新しい戸籍も作れます。そのような手続きを分籍といいます。

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【弁護士】〜ベンゴシ〜

法的手続の場で当事者の代理人、被告人の弁護人として法廷にて活躍いたします。その他、各種の法律に関する事務を行う職業の方のことです。相続に関しましても主な業務は、訴訟・裁判などの争いごとです。

【弁理士】〜ベンリシ〜

産業財産権等に関する業務を行う専門家です。特許・意匠・商標等を幅広く手掛けます。今の現状ですと、特許を専門とします弁理士が比較的多いです。また、企業の発明や考案・登録商標・役務商標・デザイン等の産業財産権の特許権を権利化するために、特許庁への出願手続きから登録までを行います。相続に関しますと、故人が有していた上記権利の現状等の相談・問題解決に活躍します。

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ほ

【包括遺贈】〜ホウカツイゾウ〜

特定遺贈とは違い、「相続財産の20%を移転する」といった場合のことです。

【法定相続分】〜ホウテイソウゾクブン〜

民法で決まっており、自動的に決定されております。その相続分を法定相続分と呼びます。

法定単純承認】〜ホウテイタンジュンショウニン〜

1. 相続財産を処分した時
2. 相続があったことを知ったときから3ヶ月以内に相続放棄や限定承認の申し立てをしなかったとき
3. 相続財産を隠匿処分したとき
4. 消費
5. 悪意で財産を財産目録に記載しなかったとき
上記のどれかに当てはまると相続放棄はできなくなります。

【補充遺言】〜ホジュウユイゴン〜

遺言書として遺贈しようとしていた相続人が遺言者より先になくなっていた場合、その息子などを指定するように記載された記述のことです。

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